しっかり食べても太らない女の減量大作戦
栄養管理士・牧野さんの減量大作戦ルール 代謝に欠かせないビタミンB群をしっかり採ろう! ビタミンB1は糖質の、ビタミンB2は脂質の、ビタミンB6はたんぱく質の代謝を助ける働きをします。このビタミンが不足して三大栄養素の代謝が滞ると体脂肪として蓄積され、太る原因に。ビタミンB1は玄米や豚肉に、B2は納豆や卵に、B6はいわしやバナナなどに含まれています。はなさんの食事は、まさにビタミンB群がたっぷり!
はなさんの定番朝食メニュー
【玄米ご飯】
「早炊き玄米」に1.5倍の水を加えて炊く。
【れんこんとごぼうの酢炒め】1人分@ごぼう30gはさきがき、れんこん30gは薄切りにする。A鍋に油を熱し、ごぼう、れんこんの順に炒め、酢、砂糖各小さじ1、塩、こしょう、薄口しょうゆ少々を加えて汁けがなくなるまで炒め煮し、いり白ごまをふる。
【納豆】@オクラはゆでて刻み、モロヘイヤはゆでて刻み、山芋は酢水につけてすりおろす。A納豆に@を入れてよく混ぜ、卵黄をのせていり白ごまをふりかける。
朝食は腹持ちのいいもの、夕食は野菜中心で
 スルスルと小枝のように細くって、それでいて女性らしいしなやかさがあって。静かなエネルギーを秘めたモデルはなさん(27歳)の立ち姿は、ただ細いだけの女性とは一線を画す可愛らしさ。さぞや制限の多い食生活では?と思いきや、
「よく食べますよー。食べることが大好きなんです」
とうれしいお答えが。
「『お腹すいたー』とご飯を食べるとき、すごく幸せ(笑)。朝もお腹がすいて起きちゃうくらいなんです」 甘いものも大好きで、最近は1日に1回はアイスクリームかケーキを食べているとか。それなのにこの体型がキープできているのはなぜ?
 現在、彼女は横浜の自宅で両親と弟との4人暮らし。昼は仕事で外食が多いけれど朝食と夕食は、できるだけ家で食べるようにしているそう。
「昼食は仕事の進行次第で何時に食べられるか分からないので、朝食はしっかり食べるようにしています。外食だと肉やこってりした味つけのものが多いので、家では野菜が中心。朝食と夕食で自分のペースに戻すようにしてるんです」
 調理好きのお母さんが作りおきしてくれる料理は、和食が中心。メニューを聞いてみると、具だくさんの味噌汁や根菜の酢炒め、玄米ご飯など、まさに”正しい日本の食事”。さらに、はなさんの好物といえば「納豆」!
「1日に1回は絶対に食べます。好きで好きで食べ過ぎて1年くらい見るのもいやになった時期があったほど(笑)。今はまた復活してモロヘイヤやオクラなどネバネバ系のものを混ぜて食べるのが大好き。家で納豆を食べながらビールを飲んだりして(笑)」
 そして家での食事の食事の最後にはカフェオレを。これが「しめ」の習慣。こうしてだらだら食いを防ぎ、翌日お腹がすくくらいの適量をキープしているのです。
「それから夕食後はすぐに歯を磨きます。歯磨きって面倒で好きじゃないから、夜お菓子を食べたくなっても、また磨く手間を考えるとがまんできるんです」
 ここ数年、体重の大きな変動はないというはなさんですが、500gでも体重が増えると、鏡で自分の顔を見て変化に気がつくといいます。
「そんなときでも食事を抜くことはありません。食べる楽しみをなくしてまで体重を落としたいという気持ちにはなれないから。そのかわりすこしづつ食べるものの量を減らしたり、夕食をいつもより早い時間に食べて、寝る前の時間にからだを動かすようにしてるんです。」
 夜、得意のお菓子作りに熱中したり、文章やイラストをかいたり。ときには散歩も。これでベスト体重に戻るのだそう。
 はなさんの暮らしには、「おいしい、おいしい」と食べることを楽しみながら、きれいにやせられる工夫がいっぱいです。